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特別展「響きあう美」後期展示のみどころ紹介

秋の一日、美術館で絵画と紅葉の庭園鑑賞

和泉市久保惣記念美術館では、例年より早く紅葉が見ごろを迎えています。

10月2日からはじまりました 和泉市制施行60周年記念事業 第六次久保惣コレクション 特別展「響き合う美-宗達・北斎・ロートレック」も早くも終盤をむかえ、11月27日(日曜日)で終了となります。

すでにたくさんの方に特別展をご覧いただいているところですが、11月1日からは後期展示として、10月には展示していなかった作品も御覧いただけますので、ぜひ、ご来館ください。

後期展示作品のみどころをご紹介します。

紅葉

 

 

 

「和泉式部物語」

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「和泉式部物語」 作者未詳 紙本著色 一巻 16世紀後期~17世紀初期

五条の橋の上で、護り刀と紅梅の枝を添えらた赤児が見つかる場面。

 

和泉式部は、平安時代中期(11世紀前半)の歌人。

生きる喜びや哀感をもって恋多き女性の心情を大胆に詠んだ和歌により、室町時代以降には、物語の主人公となり、和泉式部伝説や関連地が生まれる契機となりました。

本作のあらすじは次のとおり。

和泉式部は、若くして生んだ子を訳あって護り刀などを添えて五条の橋のもとに捨てた。

その子は、長年子どもを授かるように清水の観音像に祈願していた夫婦に拾われ、大切に育てられた。

その子は、やがて、道命阿闍梨という高僧になったが、ある時、宮中の法事に召され、女房和泉式部を見初め、一夜を共にした。

しかし、道命が身に付けていた護り刀などからわが子と知った和泉式部は、罪障を感じて出家した。

伊藤若冲の拓版画 「乗興舟」

「乗興舟」 伊藤若冲筆 紙本拓版 1巻 江戸時代(1767年)

明和4年(1767年)に伊藤若冲が、親交の深い禅僧大典顕常とともに舟で淀川下りをした際に、若冲がスケッチをし、大典が作文したものです。

京都の伏見から大阪までの淀川沿いの風景が途切れることなく描かれており、長さ10メートルを超える巻物状に仕上げられています。

若冲といえば、極彩色の細密画である動植彩絵などがよく知られていますが、この作品はそれとほぼ同時期に制作されたものでありながら、それとは両極端の黒と白のみというモノクロームの美を表現しています。

墨の濃淡のみで近景から遠景の山々まで表現する絵師の技巧もこの作品の魅力です。

乗興舟展示風景

乗興舟の一部

現在展示している場面は巻末で、船旅の終点である大阪の天満橋が描かれています。

葛飾北斎の浮世絵版画「諸国瀧廻り 下野黒髪山きりふりの滝」

きりふりの滝

「諸国瀧廻り 下野黒髪山きりふりの滝」 葛飾北斎筆 大判錦絵 一枚 江戸時代

本作品は、栃木県日光市にある滝で、日光三名瀑に数えられています。

名前の由来は、滝の途中で水が飛び散って辺りが霧に包まれたようになるからと言われています。

滝の広がりと白から青への色の変化が画面にダイナミックな印象を与えています。

 

「響きあう美-宗達・北斎・ロートレック」ちらし(PDF:1.5MB)

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和泉市内田町三丁目6番12号
和泉市久保惣記念美術館
http://www.ikm-art.jp/
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