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久保惣セレクション 祈りの美術-日本の書画と工芸品-

前期、後期あわせて11点の重要文化財と国宝「青磁 鳳凰耳花生 銘万声」を展示

はなみずき

穏やかな日差しが降りそそぐ本格的な春到来です。美術館の庭園は、赤や黄色の花をつける木、新緑の芽吹く木など、日ごとにぎやかさを増してきています。

新館から本館へと通路を歩くと、頭上からは、様々な鳥の声が響きわたり、清々しい気持ちになります。

市民ギャラリー

和泉市久保惣記念美術館では、和泉市制施行60周年記念事業 特別陳列「久保惣セレクション 祈りの美術-日本の書画と工芸品―」を開催中です。

今回の特別陳列では、所蔵品の中から仏教美術の作品を中心に「祈り」に関する日本の書画と工芸品約40点を選び、前期、後期に分けて展示します。

お経や仏具など仏教の祈りとともにあった名品と、節句図や蓬莱図など長寿の願いや祝意を込めて描かれた近世絵画をご覧いただきます。

ほうきょういんだらにきょう

左写真:重要文化財「宝篋院陀羅尼経」伏見天皇宸翰 鎌倉時代(後期展示4月26日から)

宝篋院陀羅尼経は、書写または読誦することによりさまざまな罪障が消滅して長寿などの福徳を得るといわれる経典です。本作は、金銀の切箔をちらし華やかに装飾された料紙と伏見天皇(1265年~1317年)御筆と伝わる行書体の筆跡と墨色が調和し、優美な趣を醸し出しています。

山王霊験記絵巻

右写真:重要文化財「山王霊験記絵巻」室町時代

日吉大社の祭神・山王権現の霊験を、叡山僧侶の伝記を通して表した上下2巻本の絵巻です。任国に向かう舟が嵐に合い難破する場面は、波や人々が丁寧かつ闊達に描かれており、上巻の見所の一つといえます。この後、一人だけ助かった子が、猿や山伏などに育てられたのち、比叡山の高僧となる話が続きます。後期(4月26日から)は下巻を展示します。

たいぞうかいはちよういんまんだらこくしゅつがん

上写真:重要文化財「木造 胎蔵界八葉院曼荼羅刻出龕」

密教の経典のひとつ『大日経』の教えをあらわした「胎蔵界曼荼羅」。その曼荼羅の中心部にあたる八葉蓮華座の大日如来と四仏、四菩薩、四天王を、一木に彫り刻んだ作品です。

開閉する扉が備わり、屋根の金具に紐を付け首に掛けるなどした携帯用の仏龕(ぶつがん)と考えられています。

本展覧会をとおして、当時の人々のさまざまな祈りを感じていただければ幸いです。

特別陳列 久保惣セレクション-日本の書画と工芸品- ちらし(PDF:1.4MB)

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お問い合わせ先
〒594-1156
和泉市内田町三丁目6番12号
和泉市久保惣記念美術館
http://www.ikm-art.jp/
電話:0725-54-0001
ファックス:0725-54-1885
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