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特別陳列「刻(とき)の玉手箱」後期展示のみどころ紹介

春の一日、美術館で絵画と花咲く庭園鑑賞

和泉市久保惣記念美術館です。

平成29年4月8日からはじまりました 開館35周年記念「特別陳列 刻(とき)の玉手箱-久保惣コレクションのその時-」も5月2日から後期展示がはじまりました。

一部、作品の展示替えを行い、4月には展示していなかった作品も御覧いただけますので、ぜひ、ご来館ください。

後期展示作品のみどころをご紹介します。

花の写真

 

 

 

寛文7年(1667)二月堂罹災の時「華厳経巻第八(二月堂焼経)」

お水取りで有名な奈良の東大寺二月堂。歴史の事実を伝える美術品。

二月堂焼経

二月堂焼経(にがつどうやけきょう)とも呼ばれる華厳経は、奈良時代に制作されましたが、模様のような焼け跡が残されています。

これは、寛文7年(江戸時代、1667年)、修二会(しゅにえ)の際に発生した火災が二月堂へ延焼した時にできた焼け跡で、この作品は物言わぬ歴史の証言者とも言えるでしょう。

後一条天皇行幸啓の時 重要文化財「駒競行幸絵巻」

本作品は、万寿元年(平安時代、1024年)、関白藤原頼通邸である高陽院(かやのいん)に、後一条天皇、皇太子ご一行が行幸啓された時の様子を描いたものです。

駒競行幸絵巻

平安時代の貴族の館として有名な寝殿づくりの場面が描かれています。

オレンジ色の衣の人物は、後一条天皇の皇太子敦良親王(あつながしんのう・後の後朱雀天皇)で、後一条天皇のお姿は直接的には描かれていませんが、画面中央奥に一段高い台座があり、衣の下部のみが描かれ、その存在を示しています。

邸宅の庭では、池に雅楽を演奏する舟が浮かべられ、天皇を歓待する優雅な宴が催されています。

天皇を自宅に招くという、まさに藤原氏栄華の時を美術品の中にとどめた作品といえるでしょう。

極楽と地獄、挟間の時 重要文化財「十王経図巻」

十王とは、冥界に鎮座する十人の王のことです。

死者がこの王に面会するのは初七日から三回忌までとされています。

十王経巻

死者は、十人の王に順次面会し、生前の行いの罪過の軽重を判断され、六道(天、人、修羅、畜生、餓鬼、地獄)のいずれかに転生するかを決められます。

果たして、天(極楽)行きか、地獄行きか、その狭間の時が描かれています。

西行出家決意の時 「西行物語画帖」

本図は、出家を決意した西行が、縁側にいる我が子を蹴落とし俗世との未練を断ち切った時を描いています。

西行

西行は、俗名を佐藤義清(さとう のりきよ)といい、鳥羽院の北面の武士として警護に携わり、和歌や蹴鞠にも才能を発揮していました。

23歳の時に動機は不明ながら突然出家し、初め円位(えんい)、後に西行(さいぎょう)と名乗りました。無常観が色濃く漂う平安時代末期の世相のなかで、自然や風物の内面の葛藤を歌に詠みながら、遍歴を重ねました。その行状や風雅の心は物語にまとめられ、鎌倉時代中期以降に流布しました。本画帖は、西行物語を絵と詞各13場面で構成されています。

つつじ

日本庭園

「刻の玉手箱-久保惣コレクションのその時-」ちらし(PDF:1.4MB)

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