皆さんこんにちは。上下水道部の森下です。
暦のうえでは立秋を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続いています。
安全・安心でおいしい水道水をこまめに飲んで、引き続き体調管理を心がけてください。
さて、今回は、水道水をつくっている和田浄水場について、8月4日に開催した「夏休み施設見学会」の様子を通して紹介します。
上下水道部では、淀川を水源とする大阪広域水道企業団の水や光明池を水源とする和田浄水場でつくった水などを合わせて、各家庭や学校、企業などに水道水を供給しています。
そんな中、和田浄水場のことや水処理工程について知っていただき、水道水の良さや大切さを再認識していただければと、毎年夏休みに施設見学会を開催しております。今年は例年以上に暑い酷暑ということもあって、参加者は若干少なめでしたが、説明に耳を傾けていただき、また積極的に実験などに参加していただきました。
(凝集沈でん池)
光明池から取水し、薬品(凝集剤、消毒剤)を使用して浄水処理を行っています。
(施設見学の様子)
職員の説明を聴きながら水処理が進んでいく様子を見ていただきました。
和田浄水場での水処理工程について説明しますと、まず、原水(光明池の水)を導水管を通して和田浄水場に取り入れます。それに凝集剤を注入・攪拌(かくはん)しながら、凝集沈でん池でにごりを固めて沈めます。
その後、砂の層を通してろ過し、浄水池で塩素を加え消毒して出来上がった水道水を、上下水道部庁舎がある中央受配水場などへ送水しています。
水処理工程の中で、原水(光明池の水)がきれいになっていく様子に皆様驚かれていました。
和田浄水場では1日約1万立法メートルの水処理を行っています。これは、市全体の給水量の約2割に相当します。
(水質試験室内見学)
原水(光明池の水)に凝集剤を入れて、汚れを取り除く実験をしました。
(顕微鏡による微生物観察)
原水(光明池の水)に生息している微生物を顕微鏡で見ていただきました。
水質試験室でにごりを固める実験や水質検査機器の見学、また、原水(光明池の水)に含まれる微生物の観察をしていただき、最後に水道水とミネラルウォーターの「利き水」でのどを潤していただきました。
今回、施設見学会に参加していただいた、特に子供たちが、水道水の良さ、水の大切さを記憶に留めていただけたらと願っています。
暑い中、参加していただいた皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。
これからも市民の皆様に安全・安心な水道水を継続してお届けできるよう、努めてまいります。