皆さんこんにちは。暑くなってきましたが、体調お変わりありませんか?
日々を健康に過ごすには健康診断が欠かせませんが、実は建物にも健康診断が必要です。その健康診断とは、大規模施設の定期報告や、エレベーターの定期点検、既存建築物の耐震診断などです。今回は、その内、既存建築物、つまり皆さんがお住まいの家屋について耐震診断の必要性を広める公民協働での活動を紹介します。
昭和56年の建築基準法改正、「新耐震基準」と言われるこの改正で、それ以前に建てた住宅、特に木造瓦葺住宅はこの改正の影響が大きく、ほとんどが新耐震基準の半分にも満たない耐震性能のものとなりました。老朽化によりさらに耐震性能は低くなっています。
でも、この辺の詳細は今年部長になり初めて建築を担当する私を含め、ほとんどの方は知らないのではないかと思い、取り上げてみました。
和泉市では、平成26年度から、まちまるごと耐震化支援事業(通称「まちまる事業」)に取り組み、戸別訪問による耐震化周知に取り組んできました。これによってたくさんの方に耐震診断の必要性と市の補助制度を説明できました。
H26 |
H27 |
H28 |
H29 |
H30 |
380戸 |
270戸 |
190戸 |
180戸 |
320戸予定 |
今年度も、地区単位を対象に取り組んでいます。
1件でも多くの方が耐震診断を行い、耐震改修工事につながればとがんばっています。
市の事前説明会
耐震診断状況(筋かい調査)
注釈:目視で行う場合もあります
耐震改修状況
少しでも興味がある町会・自治会関係者の方は、【建築・開発指導室】までご相談をお願いします。
これからも、耐震診断・耐震改修の重要性について、市民みなさまに理解していただけるよう、がんばっていきます!
注釈:まちまる事業とは、大阪府に登録された事業者が市の許可証を持って、個別訪問により耐震化 の重要性を説明に回る、市・自治会・事業者が一体となり耐震化を進める制度です。市民みなさまの不安解消のため、市の事前説明会や事前ポスティング周知等の十分な事前説明を行います。