R4.01.20「盲導犬についての出前授業」
1月20日(木曜日)の5・6時間目、社会福祉法人日本ライトハウス盲導犬訓練所から「青木徹也さん」と2歳のラブラドールレトリーバーの「ウェイド君」をお迎えして、盲導犬についての出前授業を行っていただきました。
まず、「盲導犬になるまで」のお話を聴かせていただきました。
1頭の盲導犬が誕生するまでに、繁殖ボランティアや子犬育成ボランティア(パピーウォーカー)など、たくさんの方の協力が必要なことを教えて頂きました。
次に、目の不自由な方を誘導するための声のかけ方や手引きの仕方、白杖について教えて頂きました。
子ども達はお互いの信頼関係や正確な情報を伝えることの大切さについて気づくことができました。
そして、青木さんとハーネスを付けたウェイド君が日頃どんな訓練をしているのか、実演していただきました。
「ウェイド、Come」と言われると、とても楽しそうに走ってくる姿や、子どもたちからいろいろな誘惑の声をかけられても、コーンの間を上手に誘導していくウェイド君を見て、子どもたちからは「かしこい!」「かわいい!」という声がたくさんあがっていました。
また、盲導犬がハーネスをつけているときは「仕事中」という意味なので、その時に周りの人が守らないといけない次のことも教えていただきました。
盲導犬をなでたり、触ったりしない。
食べ物を見せたり、あげたりしない。
盲導犬ではなく、ハーネスを持っている人(ユーザー)に声をかける。
このほか、目の不自由な方がたくさんいらっしゃること、盲導犬の数が足りていないこと、レストランなどへの入場を断られることがある現状も教えて頂きました。
今回の学習を通して、自分たちの周りにはいろいろな方がいて、自分にできることを一つでも多く考え、実行に移せるようにすることに、改めて気づかされました。
子どもたちの感想を紹介します。
・もし視覚障がい者の方が困っている場面に出会ったら、「自分も同じ方向なので一緒に行きましょうか」と言ってお手伝いしたいです。
・話を聞く前は、盲導犬のことをたくさん訓練させられていてかわいそうだと思っていたけど、実際はちがっていて、犬からしたらとっても楽しいものなんだなと思いました。
・日本に31万人くらい視覚障がい者の方がいるのに、盲導犬は830ぴきしかいないということにおどろきました。また、大阪府には、55ひきしかいないということにもおどろきました。だから、1ぴきでも多く盲導犬を増やしたいので訓練するために募金をしているのを見たら、協力したいと思いました。
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更新日:2022年04月07日