輝け和泉市ひろみち通信：2021年7月

新型コロナウイルスの感染急拡大により、東京都と沖縄県といった緊急事態宣言の対象地域に大阪府と埼玉・千葉・神奈川の首都圏3県が追加されることとなりました。

大阪府はこれまで、「まん延防止等重点措置」の対象地域として位置づけられ、市民の皆様には、日々、手洗いやうがい、マスク着用をはじめとした感染予防はもとより、不要不急の外出や大人数での飲食を伴う会食の自粛にご協力をいただき、本当に感謝しております。

和泉市では、ワクチン接種予約を当初より前倒しし、接種を希望する皆様に1日でも早く、また1人でも多く接種していただくことで安心な日常を取り戻していただけるよう、新型コロナの終息に向け、ワクチン接種の推進に全力で取り組んでいるところです。

これから暑い日が続き、マスクの着用も大変な時期かと思いますが、再拡大している感染状況をここで何としても食い止めるべく、市民の皆様、事業者の皆様には、『感染しない・感染させない』を合言葉に、改めて気を引き締められ、一人ひとりができる感染予防策を徹底していただきますよう、お願いいたします。

「戸建ファミリーの家さがしチャンネル」というYouTube番組の収録で、松竹芸能の雷ジャクソンさんと田口万莉さんが、和泉市役所に来られました。
私は、和泉市の魅力をお伝えする広報担当者として、市役所玄関横に設置しているストリートピアノ（Re：ピース）で、オリンピックの時期に耳にされる方も多いと思います、ゆずさんの「栄光の架け橋」を弾きながら、お迎えさせていただきました。
今回の収録では子育て世代が対象ということもあって、4つの和泉市の魅力を、「小中一貫教育の促進」「こども医療費助成制度の充実」「アクセスの良さ」「大型商業施設の充実」に絞ってアピールさせていただきました。
近いうちにYouTubeで配信されますので、是非ご覧いただければと思います。

さて、報道によれば、埼玉・千葉・神奈川の首都圏3県と大阪府に対し、8月2日から31日まで緊急事態宣言を発令する方針を固め、緊急事態宣言下にある東京都と沖縄県についても22日までの期間を31日まで延長するとのことです。
大阪府では昨日、新たに932人の感染者が確認され、そのうち和泉市においては13人が新規感染者となっており、本市では累計1,681人の方が感染されています。
「第5波」到来と言われる中、またも緊急事態宣言の発令とのことで、市民・事業者の皆様には「またか」と落胆される方もいらっしゃると思います。
いつも同じメッセージになってしまいますが、「手洗い」・「うがい」・「マスクの着用」など、やはり、これまで続けてきた感染予防策が大事だと思います。
できる対策をしっかりととっていただき、感染拡大防止にご協力をお願いいたします。

東京オリンピック2020で、メダルの期待がかかっていた種目の一つに13年ぶりに行われたソフトボールがあり、昨日、見事にその期待に応え金メダルを獲得し、日本中に感動と勇気を振りまいてくれました。
そのソフトボール女子日本代表の14番内藤実穂（ないとうみのり）選手が、なんと小学校の時に和泉市在住だったと聞き、本当に誇らしく思います。
また、内藤選手をはじめとして、人生をかけて努力と練習を重ね、日の丸を背負って戦っているすべての選手に心からエールを送りたいと思います。

さまざまな種目で日本人選手が活躍を見せ、また悲願のメダル獲得など、日本中が湧き立つ中ではありますが、その一方で新型コロナの感染急拡大が懸念されております。
本日、東京都での新規感染者が初めて3000人を超える過去最多を記録し、大阪府でも2日連続で新たに700人を超える感染者が確認されています。
どうか皆様方におかれましては、あらためて気を引き締められ、うがい・手洗いの励行や、不要不急の外出を控えていただき、ご自宅からオリンピック・パラリンピックで奮闘する選手に声援を送っていただければと思います。

本日、自衛官募集相談員委嘱式が和泉市役所で開催され、自衛隊大阪地方協力本部長と私の連名により、委嘱状をお渡しさせていただきました。
自衛隊は日本の平和と独立を守る「国防」という崇高な職務を遂行されるとともに、災害時には救援活動や復旧活動など、第一線の現場で非常に重要な役割を担っていただいており、陸上自衛隊の信太山駐屯地がある和泉市の皆様にとっても自衛隊は身近な存在であるかと思います。
その自衛官の募集に関して、自衛官募集相談員の皆様には地域における広報活動をはじめ、入隊予定者や希望者への相談対応にも貢献いただいております。
人材確保が厳しい時代の中、自衛官募集相談員の皆様には大変ご苦労をお掛けいたしますが、市民皆様の安全安心のため、ご活躍されますことを心から期待しております。

ある住宅情報サイトにおいて、家を買って住みたい行政区域のランキングが掲載されており、和泉市が大阪府、兵庫県及び京都府の圏内で29位になっていました。
政令指定都市は区単位でのランキングとなりますので、市と区の数だけでも130近くある中での29位はうれしい評価です。
また、同様に家を買って住みたい最寄りの駅のランキングはというと、和泉中央駅が14位となっていました。大阪府内だけでも駅の数は500近くあるにもかかわらず、この評価には驚きです。
和泉中央駅については、駅前広場の改修をはじめ、駅周辺整備の取り組みを進めており、皆様が快適に安心して利用できる駅前空間を確保するとともに、駅周辺の交通アクセスをより良くすべく、更なる利便性の向上を図っているところです。

本ランキングについては、情報誌等に掲載された物件についての問合せ数を基に集計されているようですが、和泉市で家の購入を検討していただけることはありがたい限りです。
これからも本市の特性を活かした魅力あるまちづくりに努め、市内の皆様はもとより、市外の皆様にも「和泉市に住みたい！」と思っていただけるようなまちをめざしてまいります。

先日市民の方から、コロナワクチン接種について、次のような趣旨のメールをいただきました。
「コロナワクチン接種の事で問い合わせをしました。最初に繋がった部署は担当ではないところでしたが、とても丁寧に優しく対応してくださり、迅速に担当の方に取り次いでいただきました。また、担当の方も本当に丁寧で優しく対応してくださり、接種には不安がありましたが、職員さんの素晴らしい対応に安心感を持つ事ができました。
お忙しい中、一市民に誠実に対応してくださる職員さんに『ありがとうございました』をお伝えしたくて、送らせていただきました。」
和泉市でのコロナワクチン接種は、和泉市医師会様をはじめ、関係者皆様のお陰でスムーズに行えております。希望される方々に一日でも早い接種を実施すべく取り組んでいる中、市の職員が誠意をもって対応するのは当然であるにもかかわらず、このような心のこもったメールをいただき、大変嬉しく思うとともに、なにより心の励みになります。

とは言え、窓口対応にご不満を持たれた方から、お叱りの声をいただくこともまだまだあります。
市民皆様に信頼される市役所をめざし、引き続き、様々なご指摘を真摯に受け止め、感謝されるような接遇をおこなえるよう職員一同努めてまいりますので、今後とも忌憚のないご意見をお寄せいただきますようお願いいたします。

今週は月曜日から全国市長会の各委員会がオンラインで開催されました。
私は、月曜日に行政委員会、火曜日に防災対策特別委員会、そして今日は政策推進委員会と理事・評議員合同会議に出席し、その間に有志の市長で構成する「子ども基点で考える子育て研究会」にも参加いたしました。
地方行政を取り巻く課題は山積しており、それぞれのテーマに沿って所管の委員会で議論が交わされるのですが、私が委員長を仰せつかっている行政委員会では、今年9月1日にデジタル庁が設置される事に関して、「地方行政のガバメントクラウドの活用」「サイバー攻撃」などについて議論が交わされました。
また、防災対策特別委員会では新型コロナワクチンの接種について国への意見や要望が多く出されたほか、この度の熱海市の土石流災害についても意見があり、私からも災害対策に関する法整備の必要性について意見を述べさせて頂きました。
これらの会議で出された意見は今後集約され、国に対して働きかけていくこととなります。
コロナ禍により、今回の会議もオンラインでの開催となり、移動の手間がなくなった一方で、直接対面して熱い議論を交わす場が恋しくもありました。
改めてコロナ禍の終息と、平穏な日常が1日も早く戻ることを願わずにいられません。

昨日、東京オリンピック・パラリンピックは1都3県（東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県）で無観客開催となることが決定されました。東京では「緊急事態宣言」が発出、他の3県でも「まん延防止等重点措置」の延長が決定され、観戦を予定されていた方には残念なことでしたが、やむを得ない判断だったのだろうと思います。

大阪府においても「まん延防止等重点措置」が延長されましたが、飲食店での酒を伴う会食で同じグループで入店できる人数が2人以内から4人以内に緩和されるなど、若干の見直しが行われています。
しかし、感染力が強いとされるデルタ型の変異ウイルスが広がっておりますので、市民の皆様には、引き続き感染拡大防止に努めていただきますようお願いいたします。

また、ワクチン接種につきましては、和泉市では当面の在庫を確保しておりますが、不安な状況を少しでも改善するため、全国市長会を通じて国に働きかけるなど、できうる対策を講じてまいります。

梅雨前線の影響で今月3日には東海や関東を中心に非常に激しい雨となり、静岡県熱海市では土砂災害により大きな被害が出ています。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。また、安否不明者もいらっしゃる中、懸命の捜索が続いており、一刻も早く救助の手が届きますことを心から願います。
本日も島根県と鳥取県を中心に猛烈な雨となり、避難指示等も出ている状況ですので、被害が最小限にとどまるよう願うばかりです。市民の皆様におかれましても、日ごろから気象情報や市からのお知らせに気を付けていただき、万が一の際には速やかに避難してくださいますようお願いいたします。
このような天候ですので、本日はせっかくの七夕祭りではありますが、星を眺めることは難しいでしょうが、願いを書いた短冊を笹に付けて、天に思いを馳せていただければと思います。

さて、本日、産経新聞の朝刊に、大阪府内における市町村ごとのコロナワクチン接種状況が報道されており、和泉市は2回目の接種率が府内33市の中で5番目程度に位置するなど、比較的スムーズに接種が行われていることがわかりました。
この結果につきましては、和泉市医師会様をはじめ医療関係者の皆様のご協力のお陰であり、今後も連携を大切にしながら、接種を希望される方々に一日も早い接種を実施できるよう、ワクチンの安定入手をはじめ接種環境の改善に努めてまいります。

最近ようやく梅雨らしくなってきて、これから数日雨が続きそうです。
田植えを終えた農家さんも多く、田園地域では規則的な緑の模様が綺麗に描かれています。

さて、これから夏の風物詩でもある雷が発生することが多くなります。
雷は稲妻とも言われますが、この「稲妻」の由来をご存じでしょうか。
昔から雷は稲作に恩恵を与えるもので「稲妻が多い年は稲が豊作になる。」という言い伝えもあります。これは雷の放電で空気中の窒素と酸素が結び付いて窒素酸化物などが生じ、それが溶けた雨が降り注ぐことで肥料となって、稲を成長させるからだとのことです。
このことから、「稲」の「夫（つま）」という意味で「いなづま」という言葉が生まれたそうです（もともとは、「夫」「妻」ともに「つま」と呼んでいたようですが、現代は「つま」は「妻」が用いられるため、「稲妻」には「夫」ではなく「妻」が用いられることになったようです）。
雷はただ「怖ろしい」とか「危険だ」という悪い面ばかりだと思っていましたが、見方を変えると稲の成長にとっては、ありがたい存在であるという、良い面を持ち合わせていることに気づかされました。
市政に取り組んでいく上でも、「良い面」「悪い面」ではないですが、表面上に見えるものだけにとらわれず、物事や課題を様ざまな面から見つめながら、必要とされる政策を推進してまいりたいと思います。
（参考：コミニケ出版「月間朝礼」7月号）