和泉市立総合医療センター経営強化プランについて

和泉市は、平成26年4月に指定管理者制度へ移行し、国の示す「新公立病院改革ガイドライン」に基づき、平成28年度からの計画「和泉市立病院新改革プラン」を策定し、指定管理者のもと同新改革プランにおける3つの視点（経営の効率化、再編・ネットワーク化、経営形態の見直し）に取り組んできました。

平成30年4月には、和泉市立総合医療センターを開院し、入院・外来患者数は指定管理者制度導入前と比較すると約 2 倍の数値となっているところです。また、収支についても、令和 4 年度には約 21 億円と大幅な増益となり、常勤医師数についても、令和 4 年度は 121 人と大幅な増員となったところです。

今回、国は新たに令和6年度から令和9年度までの「持続可能な地域医療提供体制を確保するための公立病院経営強化ガイドライン」が示されました。

このことから、現在の取組状況や成果を検証するとともに、更なる経営強化のための取組について検討すべきであることから、「和泉市立総合医療センター経営強化プラン（令和6年度～令和9年度）」を策定し、地域医療構想の実現や地域包括ケアシステムの構築の推進を図る観点も踏まえつつ、公設民営化の主眼であった 24 時間365 日救急体制の充実、さらなる安全で質の高い医療を目指し、新興感染症の感染拡大時等に備えた感染症対策強化及び後期高齢者増加による今後見込まれる救急搬送者増加に対応できるように取り組んでいくものです。