和泉市洪水ハザードマップに関するQ&A

更新日:2021年09月01日

洪水ハザードマップとは何ですか?

洪水ハザードマップは、河川が氾濫した場合などに備え、地域の住民の方々が生命を守るための避難行動につなげて頂くことを目的に、被害の想定される区域と被害の程度、さらに避難場所などの情報を表したものになります。

今回の洪水ハザードマップは前回とどのように違うのか?

洪水浸水想定区域図の降雨条件の規模に違いがあります。前回では「計画規模降雨」により、大津川水系で1日当たり413mmの降雨となっておりますが、今回は「想定し得る最大規模の降雨」により、およそ875mmと前回よりも上回る降雨条件となり、浸水の範囲や浸水深が大きくなっております。

また、災害掲載情報についても、今回大阪府から公表された家屋倒壊等氾濫想定区域や高潮浸水想定区域、土砂災害警戒区域を新たに掲載しております。

洪水ハザードマップに掲載された浸水想定区域等はどのように決めているのか?

今回の洪水ハザードマップに掲載しております洪水、高潮、津波などの浸水想定区域や、土砂災害(特別)警戒区域については、大阪府が指定・公表したものを基に作成しております。

なお、詳細につきましては、「和泉市洪水ハザードマップ」のページの下部に大阪府ホームページのリンクを掲載しておりますので、併せてご確認ください。

大阪府HPリンク

家屋倒壊等氾濫想定区域とは何ですか?

家屋倒壊等氾濫想定区域は、洪水時に家屋が流出・倒壊等のおそれがある範囲を示したものであり、避難行動における屋内安全確保の適否を判断するために有効な情報となります。

○氾濫流

想定最大規模降雨が生起し、近くの堤防が決壊等した場合の流体力により、家屋が倒壊・流出する等の危険性が高い区域となります。

○河岸浸食

家屋の基礎を支える地盤が流出し、家屋が倒壊するような河岸浸食の発生が想定される区域となります。

家屋倒壊等氾濫想定区域

※区域の境界はあくまで目安であるため、当区域から外れている周辺のお住まいの方も早期に避難を行うようご注意お願いします。

 

土砂災害(特別)警戒区域とは何ですか?

土砂災害防止法にもとづき、平成17年度以降、大阪府が指定した土砂災害のおそれがある区域を土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域といいます。

なお、土砂災害は下記のとおり「急傾斜地の崩壊(がけ崩れ)」「土石流」「地すべり」の3つに分類され、それぞれの現象ごとに、土砂災害警戒区域または土砂災害特別警戒区域が指定されております。

土砂災害(特別)警戒区域

○急傾斜地の崩壊

急傾斜地の崩壊

・斜面の地表に近い部分が、雨水の浸透や地震等でゆるみ、突然崩れ落ちる現象。

・崩れ落ちるまでの時間がごく短いため、人家の近くでは逃げ遅れも発生し、人命を奪うことが多い。

○土石流

土石流

・山腹や川底の石、土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象。

・時速20km~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させてしまうおそれがある。

○地すべり

地すべり

・斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する現象。

・土塊の移動量が大きいため、甚大な被害が発生するおそれがある。

※土砂災害警戒情報や土砂災害警戒区域の場所などにつきましては、大阪府ホームページの下記リンクからでもご確認いただけます。

高潮や津波とは何ですか?

高潮とは台風や発達した低気圧によって、海岸付近で海面が異常に高くなる現象です。

また、津波とは海底下で大きな地震が発生し、断層運動により海底が隆起もしくは沈降するに伴い、海面が変動し、大きな波となって四方八方に伝播する現象です。

なお、和泉市域における高潮及び津波の浸水想定区域は和泉市洪水ハザードマップ(北部)に掲載しておりますのでご確認ください。

高潮浸水想定区域

津波浸水想定区域

 

実際に洪水ハザードマップのとおりに浸水被害が発生するのですか?

今回の洪水ハザードマップでは、想定し得る最大規模の降雨により氾濫した場合における洪水浸水想定区域等を表示しており、雨の発生頻度は低いものとなっておりますが、令和元年10月 関東地方を襲った台風19号では、神奈川県箱根で同等の降雨量を観測しており、現実に起こりうる事象となります。

※ただし、浸水区域や浸水深につきましては、支川や内水などによる氾濫は考慮していないこと、および雨の降り方や造成等により、着色された区域以外にも浸水が発生する可能性や浸水深が実際と異なる場合がありますので、ご注意をお願いします。

今回洪水ハザードマップに掲載された浸水被害を解消するために今後河川改修を進めていきますか?

今回の洪水浸水想定区域は主にハード対策で守り切れない事態を想定しております。そのため、災害リスクを把握することで、避難行動などのソフト対策を推進することを目的としておりますため、想定最大規模降雨に対応した河川改修を行うものではありません。

今回浸水想定区域等に該当する場合、いつ避難行動をとればよいですか?

今回の洪水ハザードマップに掲載された区域に該当する場合は、浸水などの被害が想定されますので、市からの避難情報や気象庁の警報情報をもとに避難をお願いします。

なお、今回の洪水ハザードマップ(北部)には、情報の伝達経路や和泉市の防災情報や災害情報が確認できるQRコードや検索方法について掲載しておりますので、併せてご確認をお願いします。(また、下記リンクからでも防災情報を入手できます)

情報の伝達経路

防災情報

今回浸水想定区域等に該当する場合、どのような避難行動をとればよいか?

浸水深が深い区域や家屋倒壊等氾濫想定区域、土砂災害(特別)警戒区域に該当する場合は、安全な場所への立退き避難をお願いします。(特に浸水深が深い区域や家屋倒壊等氾濫想定区域は早期に安全な場所へ避難をお願いします)

ただし、すでに避難経路が浸水している場合や、危険が間近に迫っている状況では無理な避難行動を避ける必要がありますので、避難所等への立退き避難だけでなく、浸水深が浅い区域などは災害状況に応じ、近隣の高い建物や自宅の2階といった高い場所への避難をお願いします。

また、災害状況により、無理に避難所へ行くとかえって危ない場合もありますので、避難所への避難だけでなく、安全な場所への親戚宅・知人宅に避難することも考えておきましょう。

なお、詳細につきましては、和泉市洪水ハザードマップ(北部)に掲載しておりますのでご確認下さい。

避難行動

※適切な避難行動は発生する災害によって異なりますので、気象情報や外の様子などから総合的に判断してください。例えば、短時間での大雨の際に、洪水氾濫は起きていなくても、水路や下水道で排水しきれずに溢れる内水氾濫が発生する可能性がありますので、その場合は自宅や近くの建物へ移動する屋内安全確保が適切です。

    

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