災害発生時の外国人サポート研修

更新日:2021年04月16日

2016年9月15日(木曜日)、消防職員と和泉市国際交流協会ボランティアを対象に、「災害発生時の外国人サポート」をテーマとした研修を、和泉市国際交流協会及び公益財団法人大阪府国際交流財団と共催で実施しました。

第1部は消防職員指導のもと、心肺蘇生法やAEDの使用法など、実践的な救急救命講習を受講しました。命を預かる最前線で活躍する救急隊員が語るエピソードに熱心に耳を傾けながら、参加されたボランティアの皆さんは真剣な表情で受講されていました。

救急救命講習の写真

第2部は消防職員も加わり、韓国・朝鮮語、中国語、英語での“災害発生時のとっさの一言”をネイティブ講師から学びました。外国語で119番通報を受けた時に対応する、「火事ですか?救急ですか?」等のフレーズに加え、「あなたのお名前は?」や「落ち着いてください」等、災害現場に直面した時に使用するフレーズをそれぞれの言語で教わりました。

韓国・朝鮮語と中国語は初めてという方が多く、発音の基本から丁寧に教わりました。

講師の発音にならって何度も繰り返し、実際の現場を想定しながらロールプレイング形式で練習しました。

英語の講師からは、対面で対応する時はジェスチャーも大切であることを学びました。日本で一般的に使用される、腕で大きく丸をつくれば“大丈夫”、腕をクロスすれば“ダメ”のジェスチャーは海外では通じにくいこと、その代わり両手の親指を上に上げれば“大丈夫”、下に向ければ“ダメ”はほぼ各国共通であることを教わりました。

語学研修の写真

119番通報時や実際の災害現場に直面した時、外国語しか話せない相手だとお互いにパニックになることが想定されます。まずは落ち着いて、ゆっくり、はっきり、ていねいに話しかけることの大切さを確認しました。

インバウンドや国際化の波が身近に押し寄せている現在、災害発生時をはじめとした外国人サポートに向けて各関係機関が連携して取り組んでいく必要があります。

和泉市国際交流協会(事務局:和泉市人権・男女参画室)では、通訳ボランティア等を随時募集しています。詳しくは和泉市人権・男女参画室までお問い合わせください。

 

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