「ベランダ de キエーロ」を使って生ごみを減らしましょう
キエーロとは!?
ベランダ de キエーロ(キエーロと表記)は、土の力で生ごみを分解する生ごみ処理器です。
黒土の中にいる微生物が生ごみを分解するため、特別な菌等を購入する必要がなく、また、生ごみを入れても土の量は増えませんし、正しく使えば、虫や臭いが発生しにくいといった特徴もあります。
あなたもキエーロを使って生ごみを減らしませんか?
平成26年12月から平成29年6月まで、生ごみ処理器「ベランダ de キエーロ」の減量効果等の実証実験(モニタリング調査)を行いました。
平成29年4月より生ごみ処理器の購入費補助の対象となりました。
詳しくは下記のリンクをご覧ください。
ベランダ de キエーロ
高さ80センチ×幅90センチ×奥行き43センチ
土の力で生ごみを減量!
キエーロの特徴
- 黒土の中にもともといる微生物が生ごみを分解するので、土が増えない。また、特別な菌等も不要なので、維持費もかからない。
- 使い方が簡単で、虫や臭いが発生しにくい。
- 食用の廃油、汁物、くさった物でも投入が可能。
- 微生物には水分も必要なため、水切りの必要がない。
- キエーロ内の土は生ごみを分解し、養分を含んでいるので、堆肥としても使える。
- ただし、堆肥目的ではないので、堆肥として使った分は土の補充が必要。
キエーロの使い方
下記の手順1から手順5の内容に従ってご使用ください。
なお、手順5でもかかれていますが、「1.使い始める準備をする」が完了すれば
「2.生ごみを数日間ためる」→「3.キエーロに生ごみを埋める」→「4.乾いた土をかぶせる」の繰り返しになります。
1.使い始める準備をする
置く場所を決める
なるべく日当たりがよく、風通しのいい場所に置くのがお勧めです。
次のものを用意する
- 黒土約100リットル(畑やプランターの土でも代用可能)
- スコップ
- ジョウロまたはバケツ(ペットボトルでも代用可能)
- プラスチックまたはステンレスのふた付きの容器
2.生ごみを数日間ためる
2日間から3日間、生ごみをふた付きの容器にためます。
3.キエーロに生ごみを埋める
(1)穴を掘る
土の深さ20センチから30センチの穴を堀り、ためておいた生ごみを入れます。
(2)スコップで周りの土とかき混ぜる
周りの土とよく混ぜます。
1回に入れる生ごみの量は、およそ500グラムが目安です。
水をたっぷり入れ、スコップで切るように混ぜると分解が早くなります。
4.乾いた土をかぶせる
上から乾いた土をかぶせ、生ごみを完全に覆います。そうすることで虫や臭いの発生を防げます。
5.繰り返して実行
埋める場所を変えながら2から4を繰り返してください。穴は3か所から4か所が目安です。
1.土に穴を掘り生ごみを投入したとき様子
2.周りの土とよくかき混ぜ、水を入れたときの様子
3.スコップで切るように土とかき混ぜたときの様子
4.上から乾いた土をかぶせ、生ごみを完全に覆ったときの様子
使い始めてからの経過
はじめ黒土が入っているだけの木の箱を見たときは、生ごみが本当に短期間で消滅するのか半信半疑でしたが、生ごみ(今回は野菜くず)を投入し、モニタリングを行うと、10日間ほどで本当に生ごみが消滅したときには、驚きを隠せませんでした。
また、臭いや虫の発生も心配しましたが、キエーロに生ごみを投入する際、生ごみを細かくし、黒土とよく混ぜ、最後に生ごみが見えないように黒土で覆ってしまえば、全くと言っていいほど臭いもしませんし、虫が寄ってくることもありませんでした。
まだまだ、モニタリング調査を始めたばかりで、投入するものや量、気候によって分解速度は違うと思いますが、これからのごみ減量化に大いに役立つ生ごみ処理器だと思いますので、みなさん、ご来庁の際には是非ご覧ください!
12月2日(火曜日)に生ごみ(野菜くず)を投入したときの様子
12月5日(金曜日)のときの様子
まだまだ残っている状態
12月9日(火曜日)のときの様子
もう少しで完全に分解か
12月12日(金曜日)のときの様子
10日間ほどで完全に分解
モニタリング結果
市では、生ごみの減量を目的に、平成26年12月から平成29年6月まで『ベランダ de キエーロ』を使ってモニタリングを行いました。
モニタリング結果(平成26年12月~平成27年2月) (PDFファイル: 52.3KB)
モニタリング結果(平成27年3月) (PDFファイル: 51.4KB)
モニタリング結果(平成27年4月~6月) (PDFファイル: 51.7KB)
モニタリング結果(平成27年7月~9月) (PDFファイル: 51.5KB)
モニタリング結果(平成28年1月~2月) (PDFファイル: 1.6MB)
モニタリング結果(平成28年5月~6月) (PDFファイル: 5.2MB)
モニタリング結果(平成28年7月~9月) (PDFファイル: 5.0MB)
モニタリング結果(平成28年10月~12月) (PDFファイル: 1.5MB)
この記事に関するお問い合わせ先
〒594-8501
大阪府和泉市府中町二丁目7番5号
和泉市 環境産業部 環境政策室 生活環境担当
電話: 0725-99-8122(直通)
ファックス:0725-45-9352
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更新日:2022年06月16日